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製薬大手ファイザー、ワクチン治験開始へ

by 黒岩留衣
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皆さん、こんにちは。

いよいよゴールデンウィークですが、いかがお過ごしでしょうか?

 

私の場合、せめて近場の温泉にでも行きたいと思っているのですが、悩んだ挙句「やっぱ無理だなあ」と諦めました。

こんな不自由な生活がいつまで続くんだろうと思うのですが、答えは出ています。

「ワクチンが開発され、世界中の人々に行き渡るまで」です。

 

…というわけで、今回は「ワクチン開発の状況」に関するレポートをご紹介します。

 

米国の大手製薬会社ファイザー社は、ドイツのバイオテクノロジー企業ビオンテック社と共同で開発中のCovid-19実験ワクチンについて人体に対する治験を開始すると発表した。

ファイザー社は、来週早々にも米国で実験ワクチンのテストを開始する予定であり、秋には拡大臨床試験に移行する見通しであるとのことである。

ウォール・ストリート・ジャーナルが火曜日に報じた。

 

パートナーであり、ドイツのマインツを拠点とするバイオテクノロジー企業ビオンテック社は「423日の実験開始以来、既に12人の実験参加者が潜在的な新型コロナウイルスのワクチンであるBNT162の投与を受けた」と報告した。

結果に関する情報は現在入手出来ていない。

 

ビオンテック社は、18歳から55歳までの約200人の健康なボランティアに1µg(マイクログラム)から100µgの範囲の用量を与え、最適な用量を見つけだすための更なる研究を行うとしている。

米国ファイザー社は「開発プログラムの技術的成功と規制当局の決断が前提条件」としたものの、2020年末までに数百万人分のワクチンを製造する事は可能であり、その後、生産能力を最大限に高めれば、2021年中に数億人分のワクチンを生産することも可能だとした。

 

他方、ファイザー社だけがCovid-19ワクチンの可能性を秘めた唯一の開発グループというわけではない。

英国オックスフォード大学のジェンナー研究所のグループも人に対する治験を開始した。

現在、6件以上のワクチン開発プログラムが臨床試験段階にあり、80件以上の開発計画が予備段階にある。

https://edition.cnn.com/world/live-news/coronavirus-pandemic-04-29-20-intl/index.html

 

人間ってスゴいですよね。

信じられないほどの勢いでワクチン開発が進んでいます。

思っていたよりも早くワクチンは開発されそうな気がします。

 

実は既にいくつかの開発チームのワクチンが臨床試験段階にあるそうですが、この中には中国の開発チームも含まれています。

中国は世界中にマスクや医療器具を送っており、例えばスペインのように、完全に中国からの輸入に頼ってしまった国も複数あります。

いわゆる「救世主外交」と呼ばれているものですが、ご承知のようにアメリカは、というよりトランプ政権は、今や中国を完全に敵視しています。

 

なのでワクチン開発は、かつての米ソ宇宙開発競争のように、アメリカの威信をかけた戦いになりつつあります。

個人的な意見を言わせてもらえるなら「アメリカに勝ってほしい」と思いますね。

だって、中国が救世主なんて、納得できないでしょ。

 

そうは言っても、中国がワクチンを開発すれば、欲しいのは欲しいのですが…

 

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