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日本と台湾の選挙事情

by 黒岩留衣
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昨日は東京都知事の選挙が行われました。

過去最多、22人が立候補した東京都知事選挙は、現職の小池百合子氏が、2回目の当選を果たしました。

やっぱり、現職は強いですね。

それに新型コロナウイルス の感染拡大で、有権者としても選挙どころではないという思いもあったでしょう。

このタイミングで都知事を交代させる時間的余裕はないと判断したのかもしれません。

 

ところで、選挙で思い出したことがありました。

 

今年の1月11日に台湾で総統選挙が実施され、現職の与党・民主進歩党(民進党)の蔡英文氏が再選を果たしました。

台湾の総裁選挙は東アジア情勢に大きな影響をあたえる可能性があったので、当日は私もYouTubeのライブ放送を通じて台湾の選挙特番を見ていました。

このYouTubeのサイトは画面右側にユーザーが書き込みできるスペースがあるのですが、開票が進む間は台湾の有権者たちが活発に書き込みをしていました。

 

ところが、開票結果も進んで蔡英文氏の再選が確定した頃、この書き込みに、ある奇妙な変化が現れ始めます。

複数のユーザーが同じような『顔文字』を書き込み始めたんです。

それらは某巨大掲示板に時々見られるような、いわゆる日本の『顔文字』なんです。

「ん?なんだろう?」と思ってスクリーンキャプチャーしておいたのをふっと思い出しまして、当時の記録を見てみました。

 

それが、これです。

しかも、改めてよく見てみると、これらの書き込みは『同じ言葉』なんです。

いわゆるコピペ。

同じフレーズが延々と繰り返されていました。

 

不思議に思って調べてみました。

写真から文字を起こせるアプリを使って文字化して、検索をかけてみたところ…なんとびっくり!

 

じつはこれ、日本の某ソーシャルゲームの決め台詞だったんですよ。

 

 

そのゲームというのが『プリンセスコネクト!Re:Dive』というゲーム

 

 

この『猫耳少女』が魔法のステッキを振るうときの決め台詞が『クルリンパ!』っていうんですね。

それが台湾のアニメファンに大ウケしたらしく、台湾語で『咕嚕靈波!』と翻訳されて大流行したそうです。

 

『咕嚕靈波!』←これで『クルリンパ!』って読むわけですね。

確かに言われてみれば、そう読めます。

 

台湾の人は日本のアニメが大好きだという話は時々、聞いたことがあったんですが、数十人の人が延々と『咕嚕靈波!』を書き込み続ける状況までは予想もしませんでした。

いやはや、大笑いさせていただきました w

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