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ナヴァルニー氏の宿泊したホテルから毒物を検出

by 黒岩留衣
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クレムリンの反体制指導者アレクセイ・ナヴァルニー氏の支持者は、先月、彼が意識不明の重体に陥る直前に滞在していたホテルの部屋で発見された飲料水のボトルに、彼を毒殺するために使用された化学神経剤である「ノビチョク」の痕跡があることを突き止めました。

 

新しい証拠は、徹底した調査を要求する西側諸国の政府からの要請にもかかわらず、ナヴァルニー氏の中毒を刑事事件として立件するだけの十分な証拠がないというロシア政府の主張にさらに厳しい光を投げかける可能性があります。

 

ナヴァルニー氏のインスタグラムに17日投稿されたコメントによると、同氏が先月モスクワに向かう機内で倒れた後、支持者らはロシアの捜査官を『全く信頼していなかった』ため、同氏が直前に滞在していたXander Hotelを訪れて飲料水のボトル3本などを回収していたとのことです。

その後、ボトルはドイツの軍研究所に送られ、微量のノビチョクが含まれていることを科学者が確認したと発表されました。

 

9月17日、ソーシャルメディアによる声明で、ナヴァルニー氏が滞在したホテルの部屋から回収された水のボトルから毒物が検出されたと発表された

 

ナヴァルニー氏のインスタグラムの投稿によれば「服毒に使われた可能性のある全ての物をドイツ当局に引き継ぐことを決めた」と述べられています。

「ロシアで事件が調査されないことは明らかでした。 事件からほぼ1か月が経過しましたが、ロシアは依然としてアレクセイの中毒の事実を認識していません」

 

オランダのハーグに拠点を置く化学兵器禁止機構は木曜日、ドイツ政府がこの事件への支援を求めたため、分析のためにサンプルを受け取り、複数の研究所に送ったと発表していました。

月曜日、フランスとスウェーデンの研究室は、ドイツの軍研究所の調査結果を『独立して』分析した結果、ドイツ政府の見解が正しいことを確認しました。

 

インスタグラムの発表では、ホテルの部屋を出て空港に向かう直前に毒を盛られたことが『これで確定した』としています。

ナワリヌイ氏の広報を担当するキラ・ヤルミシュ報道官はこれまで、空港のカフェで飲んだ茶に毒物が含まれていたとの見解を示していました。

 

ナワリヌイ氏のソーシャルメディアのアカウントは同氏が倒れて以降、広報担当者や支持者らが管理しています。

支持者らはロシアのウラジーミル・プーチン大統領が今回の事件に関与したとの見方を示しています。

ロシア政府は一切の関与を否定しています。

 

Washington post

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