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運命のゲーム7

by 黒岩留衣
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ロサンゼルス・ドジャース
スポーツでいちばん甘美な二語――それは「ゲーム」 「7」だ。

MLB
「トイレ」 「休憩」

MLB
最高だな!

マイアミ・マーリンズ
「契約」 「繰り延べ」の次だよな?

ロサンゼルス・ドジャース
惜しい。最高の二語は「11月」 「野球」だ。

ニューヨーク・ヤンキース
「金銭」 「補償」

ボストン・レッドソックス
スティーブ・ナッシュとクリス・ポール、これは見逃せない。

MLB
グラスノーって明日も投げられる? 今夜はたった3球だよね。大谷が先発?

シアトル・マリナーズ
グラスノーは試合後のラジオで「ほとんど肩も温まってない、いける」と発言。たぶん「翔平→ブルペン継投」、グラスノーは終盤待機だな。

ロサンゼルス・ドジャース
DHを維持したいから大谷先発だと思う。

MLB
ボールが壁に刺さったね!

MLB
ドジャースが外野フェンスと9億ドルで契約したらしい。

MLB
二語で言わせてくれ――「ドジャース」と「ブルージェイズ」。これは見逃せないカードだ。

ニューヨーク・ヤンキース
さあ行くぞ。

MLB
なんて素晴らしいワールドシリーズなんだ。

トロント・ブルージェイズ
近年でも屈指だね。

MLB
自分は2020年から見始めたけど、間違いなく過去最高だ。

カナダ
正直、ここまで最高のシリーズに文句のつけようがない。

シカゴ・カブス
正直、最高だ。

MLB
ところで、あのキャッチは本当にヤバかった。

シカゴ・カブス
ヘルナンデス、ああいう前に走り込みながらのキャッチを前にも何度も決めてる気がする。気のせい?

ロサンゼルス・ドジャース
キケが試合後に「打球を照明で見失って、そのまま前に走り続けた」と明かしてた。

MLB
大舞台では、大物が大仕事をするんだよ。

シカゴ・カブス
ワールドシリーズの第7戦って、本当に美しい。

セントルイス・カージナルス
ラプターズの道(優勝)であって、リーフスの道(失速)じゃないことを願おう。

ロサンゼルス・ドジャース
あの人、相手のオーラで髪が後ろになびいてたな。

MLB
ジェイズは同点か逆転の好機を一度フイにした。
クレメンテはもっと辛抱して好球を待つべきだったし、バーガーは三塁を急ぎ過ぎて併殺の原因になった。
残念。明日うちが勝てるといいけど、どっちに転んでも最高のシリーズだ。

MLB
やばい、グラスノーが9回を投げたってことは……明日、大谷が先発? ワールドシリーズ第7戦だぞ? アガるぜ!

MLB
いや、まだグラスノーの可能性もある。ほとんど投げてないし。でも大谷が先発ならDHを失う心配がない。

ロサンゼルス・ドジャース
グラスノーはたくさん投げるだろうけど、「大谷ルール」があるから先発は大谷だと思う。

MLB
それでも明日はグラスノー先発で早めの継投だと見る。先発陣が総動員でブルペン待機、これは確定だね。

ロサンゼルス・ドジャース
大谷を先発させれば、打者としても一日中出し続けられる。

MLB
予想では大谷が先発して2~3回(調子が良ければ延長)、それからまたグラスノーを救援投入。

MLB
大谷は3回まで、グラスノーが5回、最後は山本で締め。

ロサンゼルス・ドジャース
グラスノーは3球しか投げてないし、明日もいけるよな(笑)。

ロサンゼルス・ドジャース
ダメな理由が見当たらない。

MLB
多分だけど、大谷が先に数イニング投げる。

タンパベイ・レイズ
文字どおり全員待機だろ。ヨシ(山本)も含めてな。

MLB
明日の12回、セーブ場面で山本投入だ。そんなカオスを拝ませてくれ。

テキサス・レンジャーズ
トロントには悪いけど、壁にボールが刺さった一件――あれが君らの「デビッド・フリースの瞬間」だった。

サンフランシスコ・ジャイアンツ
もし刺さらなかったら、1点差ゲームになってたよ。

ロサンゼルス・エンゼルス
キケ、ムーキーにノーザンライト・スープレックスを決めそうな勢いだな。

サンディエゴ・パドレス
ワールドシリーズのキケ。

ロサンゼルス・ドジャース
キケが「打球を照明で見失って、出てきてくれと祈るしかなかった」と明かした。

日本
やば。

MLB
トロントが負けたら走塁のせいだ。第3戦と第6戦を落とした要因だ。もう終わっていてよかったシリーズだ。

MLB
バーガーは明日2発で取り返す。1本はグランドスラムかもな。

トロント・ブルージェイズ
歴代級のとんでもない試合になるぞ。

ロサンゼルス・ドジャース
そうなってほしい。どっちかの大差試合は勘弁(うちが大勝なら文句は言わないけど)。
延長18回のあの試合のあとだし、全員が地獄を見るような大ドラマで、最後に誰かだけ救われる結末になりそうだ。

ロサンゼルス・ドジャース
攻守が行ったり来たりで27イニング。どちらもリードを保てないまま……26回が終わったところで眠気覚ましにジョナス・ブラザーズ登場。

ロサンゼルス・ドジャース
さらに18回だ。アリ対フレイジャーばりに、ロジャース・センターの屋根をぶっ飛ばせ。

オークランド・アスレチックス
2019年以来のベストなワールドシリーズ。

ナショナル・リーグ
今季はみんなと一緒に観られて楽しかった。いいシーズンだった。

MLB
LFG!!!(行くぞ!)

ロサンゼルス・ドジャース
このシリーズはそれに値する(=第7戦にふさわしい)。

トロント・ブルージェイズ
史上最高の一日か、最悪の一日かのどっちかだ。

アトランタ・ブレーブス
ブルージェイズに勝ってほしい。次にここまで来られる気がしない。

MLB
大谷と“フェンス”に感謝したい。

トロント・ブルージェイズ
明日の夜を乗り切るには業務用レベルの胃薬が要る。

ニューヨーク・ヤンキース
ヒーローは誰だ。

トロント・ブルージェイズ
ガウスマンは本当に呪われてる。彼がマウンドだとなぜか打線が死ぬ。

アメリカ代表
タイラー“ナッツサック”・グラスノー、無死二三塁を締めてセーブ。激アツ。

ヒューストン・アストロズ
カーショー対シャーザーで始めろ、腰抜けども。

ボルチモア・オリオールズ
そういえばハロウィンだったね。思い出したよ。

ロサンゼルス・ドジャース
第7戦だ。

MLB
くたばれ、アディソン・バーガー。

ニューヨーク・メッツ
バーガーの気持ちを想像するとつらい。彼は理想の形で、やってのけた。無死でフェンス直撃のヒット、ほぼ同点……のはずなのに何も起きない。ボールも外野手も止まったまま。110秒後には、ドジャースが頭上で歓喜していた。

ア・リーグ
トロントにとっての罠試合に見える。こういう形で心が折れる負け方もある。外れてくれ。ドジャースの終盤の反発は侮れない。

モントリオール・エクスポズ
外れてほしいが、9回がシリーズの肝だった気がする。無死一二塁から「優勝のチャンス」が「第7戦」に。3スイングで大逆流、流れの変化がデカすぎた。

トロント・ブルージェイズ
このポストシーズンずっと“流れ”の話ばかり。特にジェイズ/マリナーズは顕著。

ロサンゼルス・ドジャース
11月の野球って最高だ。

ワシントン・ナショナルズ
準備できてない! 1日休ませてくれ。

トロント・ブルージェイズ
カーショー出せよ、腰抜けども!!!

MLB
ヤサベージもう一度見られる? さすがに早い?

トロント・ブルージェイズ
明日デスティネーション婚(旅行先での結婚式)で飛ぶんだけど、到着したらバーで観戦できる時間。余計なストレスが増えたけど、狂った夜になりそうだ。

サンディエゴ・パドレス
緊張する。誰か抱きしめて。

サンディエゴ・パドレス
20年以上ワールドシリーズを見てきたが、余裕でトップ5、たぶんトップ3。ベストは2011年、次点は2016年。今年は全部入り。終わってほしくない。野球が大好きだ。

MLB
日本は明日の朝からだ。ブルージェイズを応援してる。

シカゴ・カブス
ドク(ロバーツ)が第7戦でカーショーを使うのは、ほぼ確実だよな?

ロサンゼルス・ドジャース
ムーキーの化け物じみた運動能力=喜んで飛び跳ねた拍子に、キケの喉元に“股間”直撃。キケは案外嫌いじゃないかもな。

テキサス・レンジャーズ
その負けがどれだけ痛いか、身に染みて分かる。

「デビッド・フリースの瞬間」とは?

意味(要約)
敗色濃厚な土壇場から試合やシリーズの流れを一気にひっくり返す、決定的で劇的なプレーを指す比喩。

由来(2011年WS・第6戦)

  • カージナルスのデビッド・フリースが、9回裏・2死・2ストライクから同点三塁打。

  • 10回に再び追い込まれるも同点に。

  • 11回裏にフリースがサヨナラ本塁打→第7戦へ。
    この一連がシリーズの象徴となり、「We’ll see you tomorrow night!(また明日会おう)」の名実況とともに定着。

「スティーブ・ナッシュとクリス・ポール」とは?

  • スティーブ・ナッシュ:サンズを中心に活躍した名PG。MVP2回、超高効率のゲームメイクで“観て楽しい”代表格。

  • クリス・ポール:通称“Point God”。アシストとゲームコントロールの妙で必見級のPG。
    → 両者とも“ハイライト映え”するので、「must see TV(見逃せない番組/超見もの)」がぴったりハマる表現になっています。

「タイラー“ナッツサック”・グラスノー」とは?

  • 直訳
    nutsack=「陰嚢」。かなり露骨な俗語です。

  • ニュアンス(称賛のスラング)
    「度胸がハンパない」「肝が据わっている」を下品に誇張した言い方。
    一応、褒め言葉で、選手の胆力・勝負強さを称える文脈で使われます。

  • 今回の文脈
    スレの元コメントは「無死二三塁を抑えてセーブしたグラスノー」を指しており、極限状況でビビらず仕事をやり切ったことへの熱狂的な賛辞として“ナッツサック”をあえてニックネーム化しています。

覚えておくと便利な英語表現

  • Game 7(第7戦)
     意味:7戦4勝制シリーズの最終戦。優勝や勝ち抜けが懸かる究極の一戦。
     ニュアンス:「スポーツで最も甘美な二語」と言われるほど特別。緊張感と“何でも起こり得る”期待感に満ちている。
     例:The two best words in sports: Game 7.


  • November baseball(11月の野球)
     意味:ポストシーズンが長引き、日程が11月に入ること。ワールドシリーズが7戦までもつれること。
     例:I love me some November baseball.


  • lodged ball / ball stuck in the wall(ロッジドボール)
     意味:打球が外野フェンスや金網の隙間に“挟まって”止まる珍事。多くはボールデッドで二塁打相当。
     ニュアンス:試合の流れを左右し得るレア判定。球場ごとに細則あり。


  • Here we (f—king) go / LFG(さあ行くぞ)
     意味:試合前・終盤の大場面前に気勢を上げる掛け声。LFGは略。
     ニュアンス:高揚・決起の雰囲気。放送コード配慮で伏字や省略が一般的。
     例:Here we f—king go! / LFG!


  • Big time players make big time plays(大物は大舞台で決める)
     意味:クラッチ場面でスターが結果を出すという定番フレーズ。
     ニュアンス:賛美と格の強調。ハイライト映像の締めに使われやすい。
    例:He came through—big time players make big time plays.
     訳のコツ:「大舞台で大仕事」「勝負所でスターは違う」


  • trap game(罠試合)
     意味:強豪が油断して取りこぼしがちな試合。
     ニュアンス:相手の格や直近の流れに気を取られて足元をすくわれる含み。
     例:This feels like a trap game for Toronto.
     訳のコツ:「罠試合」「番狂わせを食らいそうな一戦」。


  • cursed(呪われている)
     意味:特定選手・状況で不運が重なるときの自虐・皮肉。
     ニュアンス:統計的根拠より、“ツキがない”感の共有。ファンの嘆きで多用。
     例:The offense dies when he’s on the mound—he’s cursed.
     訳のコツ:「ツキがない」「呪われてる」で口語的に。


  • lost it in the lights(照明で見失った)
     意味:高いフライ等を照明に重ねて視認できなくなること。
     ニュアンス:外野手の“不可抗力寄りのミス”説明に好んで使われる。
     例:He said he lost it in the lights.
     訳のコツ:「ライト(照明)に入って見失った」「照明でボールをロスト」。


  • short leash(短い“リード”=早めの交代)
     意味:先発投手を早い回で見切って交代させる運用。
     ニュアンス:勝負所での継投重視。第7戦など総力戦で頻出。
     例:I still think he’ll start tomorrow on a short leash.
     訳のコツ:「短いリミット」「早めにスイッチ」など比喩を活かす。


  • blowout(大差試合)
     意味:一方的な展開で大差がつく試合。
     ニュアンス:第7戦等では「どちらの大差も見たくない」と“接戦願望”の対概念で出てくる。
     例:Hope it’s not a blowout by either team.
     訳のコツ:「ワンサイドゲーム」「大差試合」。

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