火曜日、アメリカの天体物理学者アンドレア・ゲズ氏は、我々の銀河の中心に超質量ブラックホールが存在することを発見した功績で、ノーベル物理学賞を受賞した3人の科学者の中の1人になりました。
アンドレア・ゲズ氏(55歳)は、銀河系ブラックホールの立ち振る舞いの謎を解き明かしたドイツの天体物理学者ラインハルト・ゲンゼル氏と、アルバート・アインシュタインの一般相対性理論を用いてブラックホールの成り立ちを予測した数理物理学者ロジャー・ペンローズ氏と共に受賞の栄誉を分かち合いました。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校の教授であるゲズ氏は、1903年のマリー・キュリー、1963年のマリア・ゲッパート・メイヤー、2018年のドナ・ストリックランドに続いて、ノーベル物理学賞を受賞した4人目の女性になりました。
火曜日にスウェーデン王立科学アカデミーの事務局長から早朝の電話を受け、受賞の栄誉を伝えられたゲズ氏は、およそ1時間後に電話で質問に答え、より多くの女性がこの刺激的な研究分野に参入するよう望んでいますと答えました。
銀河の中心に何か不思議なものが潜んでいるという兆候を最初に見つけたときの彼女の感想を尋ねたところ、彼女は「最初は自分を疑いました」と述べ、続けて「自分が見えていると思っているものが、本当にそこに見えているのだということを、自分自身で証明する必要がありました」と語っています。
「それはとても興奮しました」
「ブラックホールの中がどのようになっているのかについては、ほとんどが謎に包まれています。だからこそブラックホールはこれほどにエキゾチックな天体でいられるのです」と彼女は付け加えました。
彼女は自分の研究分野の後進の育成に特に情熱を感じていると言いました。
「私はノーベル賞を受賞する4人目の女性であるという責任を非常に真摯に受け止めています」
「他の多くの若い女性をこの分野に導くことを願っています」
「それは非常に多くの喜びを持っている分野であり、あなたが科学に情熱を持っているなら、やるべきことがたくさんあります」と彼女は言いました。
The Washington Post