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最新の衛生画像は北朝鮮核施設の活発な動きを示している

by 黒岩留衣
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CNNによって入手された北朝鮮の新しい衛星画像は、研究者たちによって『核開発関連施設』と疑われている、これまでに確認されていなかった施設での最近の活動を示しています。

 

CNNのレポートです。

 

プラネットラボによって撮影され、モントレーにあるミドルベリー国際大学院研究所の専門家によって分析された画像は、この施設が首都平壌の近くにあるウォロリの村にあり、以前は一般に公開されていなかったことを示している。

この施設は北朝鮮の核開発計画に関連しているものと考えられており、その動きは引き続き活発である。

 

「それは北朝鮮の核開発関連施設のすべての特徴を兼ね備えています」

「周辺の警備、敷地内の住宅、非公開の指導者訪問の記念碑、そして地下施設」

「そしてそれは何の変哲もないボトル入りの水工場のすぐ隣にあります」とミドルベリー国際大学院の国際政治学者ジェフリー・ルイス教授 が自身のレポートを公開する前にCNNに語った。

 

彼は「突出しているのは、自動車、トラック、輸送用コンテナなどのすべての車両交通であり、この工場は非常に活発です」

「その活動は、交渉中も現在も一切減速していません。疑いの余地なく核兵器を製造しています」と述べた。

 

この施設は2015年に、ルイス教授自身が所長を務めるミドルベリー国際大学院モントレー校ジェームズ・マーティン不拡散研究所によって特定されていたが、ルイス教授と彼の仲間の研究者たちは、北朝鮮の核開発計画における役割を特定できなかったため、これまでは施設の公表を差し控えることを選択していたという。

 

しかし、アメリカ科学者連盟に所属する北朝鮮研究の専門家であるアンキット・パンダ氏が近く出版する近刊本に施設の名前と機能を公開したことで、その場所は公の関心事になり、公表に踏み切ったとのことである。

 

パンダ氏はこの著書『金正恩と爆弾』の中で同施設について『主に核弾頭の製造に関係している』と推定し、もしも金正恩氏が『有事の際の対応力向上』の目的で貯蔵量を分散させる必要があると判断すれば、貯蔵施設として利用される可能性もあると指摘している。

 

「私たちはこのサイトを長い間注目していましたから、それが核開発計画に関連していることを知っていました」アンキット・パンダが私に『ウォロリと呼ばれる、核兵器の製造に関与している場所について知っているか』と尋ねた時は「もちろんだ」と答えました。

 

2018年、ドナルド・トランプ大統領の『北朝鮮は、もはや核の脅威を引き起こさないだろう』という悪名高い主張は、以前は確認されていなかった新たな北朝鮮の核開発関連施設が公にされたことにより、再び批判のテーブルに並べられるかもしれない。


ワシントンと平壌の間の交渉が行き詰まっているままであるので、尚更のことである。

マイク・ポンペイオ国務長官を含む米国当局は、トランプ政権が北朝鮮の『完全な非核化』に焦点を当てていることを主張し続けたが、金氏はそのような条件に正式に合意したことは一度もなく、ルイス教授は『北朝鮮が核兵器を放棄する意思はほとんど無い』と考えている。

 

(参照:CNN

 

ジェフリー・ルイスという人物の名前をご存知の方は疑いなく朝鮮半島問題の熱心なウォッチャーでしょう。

彼は『2020年・米朝核戦争』という本を出版したことで知られています。

 

この本自体はシミュレーション小説ですが、書いた本人は北朝鮮問題研究の世界的な第一人者であり、登場する人物は実在しており、地名やデータは本物です。

この本のストーリーは、トランプ大統領、文在寅韓国大統領、そして金正恩委員長の思惑がすれ違い、核戦争に発展、日米韓で300万人以上が北朝鮮の核の犠牲になって死亡するという物語です。

 

内容は悲劇的ですが、登場人物のキャラクタライズも妙にリアルで、フィクションといえど『全くあり得ない話でもない』と思わせる内容になっています。

関心のある方はご一読をお勧めします。

 

 

 

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