元副大統領のジョー・バイデンが米国大統領選挙に勝利した可能性が高くなりましたが、数千マイル離れた別の政治家は、まるで彼がスターであるかのように感じています。
日本の熊本県にある人口約15,000人の町、大和市長の「梅田穣」氏は、週末に彼の名前の文字は「ジョー・バイデン」と発音されることもあると人々が指摘したため、期せずしてインターネットで有名人になりました。
中国を起源とする日本の漢字体系では、多くの場合、文字には複数の音声の読みが割り当てられています。
ジャパンタイムズは月曜日、この政治家の名前「ユタカ」はむしろ「ジョー」と読むほうが一般的であり、姓である「梅田」は「梅(plum)」と「田んぼ(rice field)」を意味する文字によって構成されていると説明しました。
それらは通常「UMEDA」と発音されますが、「BAI」と「DEN」と読むこともできます。
梅田氏は地元のマスコミに、彼の名前がソーシャルメディアでちょっとした騒ぎを引き起こしていると家族が指摘するまで、バイデンと自分との関連性に気づかなかったと語りました。
その日以降、彼はメッセージの洪水を受け取ったと言います。
共同通信によると、梅田氏は日曜日「なにやら私も選挙に勝ったような気がする」と述べ、1月に第46代米国大統領になる予定のバイデン氏に「非常に近しい」と感じていると付け加えました。
梅田氏は、それぞれの役割と要求は異なる可能性があることを認めましたが、両者は自国のために最善を尽くしたいという情熱は共有していると述べました。
そして、もしも許されるものなら、梅田氏は自身のことを「熊本のジョー・バイデン 」と自己紹介したいものだと語りました。
ソーシャルメディアでは、多くの人が2人の政治家のつながりに面白がっていました。
ウォールストリートジャーナルの東京支局長ピーター・ランダースは月曜日に「梅田穣という男もジョー・バイデンと同じ名前であることを海外の読者に上手に説明できるよう想像力を働かせているところだ」とツイートしました。
バイデンは、彼の名前に基づいて日本と関係がある最初の米国の政治家ではありません。
長崎県の小浜町にある温泉リゾートである小浜温泉は、2008年にバラク・オバマが第44代米国大統領に選出されたときに国際的な関心を集めました。
数年前、町の観光局の外に、元米国指導者の等身大の銅像が建てられました。
冗談はともかく、日曜日、日本の菅義偉首相はバイデンに「両国の関係を強化するために次期大統領と協力することを楽しみにしています」との祝福のメッセージを送っています。
The Wall Street Journal