米国立衛生研究所と共同でCovid-19に対抗するワクチンを開発中のバイオテクノロジー企業モデルナ社が開発中のワクチンは、第1相試験でワクチン投与を受けたすべてのボランティアで免疫応答を誘発することが判明しています。
火曜日に査読付き医学雑誌ニューイングランドジャーナルオブメディシンで発表されたこれらの初期の結果は、ワクチンが軽度の副作用『疲労、悪寒、頭痛、筋肉痛、注射部位の痛み』といった有害事象はあるものの、ワクチンを投与された全員が有意な免疫応答を誘発するように働いたことが示されました。
ワクチンは今月後半に大規模な第3相試験が始まると発表されました。
いよいよ規制当局がワクチンを承認するかどうかを検討する最終試験段階に進みます。
アメリカのCDCのロバート・レッドフィールド博士が「万が一、ワクチンなどの生物学的対抗手段がない場合、世界の人口の7割以上が感染するまでウイルスとの戦いは終わらないだろう」というショッキングな談話を発表しています。
なんとか成功して欲しいものです。
ちなみにですが、コロナウイルスはインフルエンザウイルスに比べれば変異性に乏しいため、開発に関しては楽観的な見方が多いそうです。
余談ですがNY証券取引所の午後の時点で、モデルナの株価は4パーセント近い上昇を見せていました。