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CNNはトランプが『大嫌い!』に違いない

by 黒岩留衣
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日本では朝日新聞や東京新聞は『安倍総理が大嫌い』に違いないと言います。

メディアにはメディアの立ち位置があって、時の政権を批判したり好意的に報道したりの『温度差』は出るものですが、CNNのトランプ嫌いは突き抜けているように思います。

まあ、だからこそ読んでいて面白いには違いないのですが。

CNNや他のリベラル派のメディアが、どれほどトランプ氏を忌み嫌っているかを垣間見ることができる記事があったのでご紹介しましょう。

 

火曜日の夜、ドナルド・トランプ大統領は、数か月ぶりのコロナウイルスのブリーフィングで、Covid-19との戦いについて、極めて冷静なコメントを発表しました。

「残念ながら、状況が良くなる前に悪化する可能性があることを認めます。マスクを着用しましょう」

 

ブリーフィングは30分強で、トランプが今年の初めにウイルス対策のために提供した、支離滅裂で、とりとめのない記者会見よりもはるかに短かいものでした。

そしてトランプ自身は著しく規律があり、主に準備された原稿発言にのみ固執し、現在のコロナウイルスの情勢のために、彼自身以外のすべての人に責任を負うはずのアドバイザーたちを退けました。

 

「今日のトランプの記者会見は、より規律的で、より現実的なアプローチを特徴としていますね」と共和党の選挙戦略家マット・マグワイアはツイートしました。

「それは大衆にとって良いメッセージであり、彼は政治的にそれから利益を得るでしょう。歓迎すべき兆候だと思います」

 

は?

えーと、うーん…

いいえ、ノーです。

 

過去5年間にドナルド・トランプについて学んだこと、あるいは学ぶべきことがあるとすれば『新しい』トランプ、つまりトランプ・バージョン2.0は存在しないということです。

存在するのはトランプだけです。

彼はこれまでずっと同じ人物でした。

彼は自分の才能を過信し、自分の目的のために事実をねじ曲げたり破ったりする確固たる意思があります。

それが彼の人生の全てです。

彼は自らのナチュラルな特徴を、1日、もしかしたら1週間さえ抑え込むことができるのかもしれません。

しかし、彼は戻ってくるでしょう。

「残念ながら、状況が良くなる前に悪化する可能性があること」を認めるべきでしょう。

彼は常に、常にそうします。

私たちは以前に、この道を進んできました、何度も、何度も。

 

共和党のストラテジストのティム・ミラーは、トランプの記者会見について次のように書いています。

「火曜日の30分間、ドナルド・トランプ大統領は、私たちの国が直面しているCOVID-19の危機について話し合う際に、通常の人間に近いかのように振る舞います」

「彼は与えられた台本からいくつかの不満を指摘しました」

彼は、自己宣言した自身の偉大さに対して「都合の良くない単語を最小限に抑えた」と語りました。

 

そして、火曜日の夜のトランプの似非大統領的スピーチの中でさえ、古いトランプ(別名唯一のトランプ)が表面のすぐ下に潜んでいたという証拠がありました。

トランプ氏は、故ジェフリー・エプスタイン氏と共謀して未成年者誘拐、斡旋共謀、性的虐待を行ったとして逮捕されたギレーヌ・マックスウェルについて尋ねたところ、次のように述べています。

 

私はパームビーチに住んでいたので、彼女もパームビーチに住んでいたと思いますが、それがどうであれ、彼女がうまくいくように願っています」

 

あなたはトランプを憎むことができますし、愛することもできます。

ですがドナルド・トランプは1つのバージョンしかありません。

それは私たちすべてが今までに知っている彼であり、ツイッター上の彼です。

 

トランプの別のバージョンが出現していると合理的に考えることはできません。

存在しません。

トランプは、常にトランプなのです。

 

(参照:CNN

 

ちなみにですが、私はトランプ大統領が好きです。

海の向こうから眺めていられる限りにおいては、という条件付きですがね。

だって、彼はいろいろな意味でユニークですから。

 

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