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自ら品位を賎しめる国連

by 黒岩留衣
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トランプ大統領はしばしば国際機関を弱体化させたとして非難の対象にされますが、国連は彼ら自身の信用を自ら傷つけるのに優れた仕事をしています。

まずは先週の国連人権理事会の選挙の結果をご覧ください。

 

火曜日にキューバ、ロシア、中国が47か国で構成される国連人権理事会の議席を獲得しました。

これは現在、最も人権に程遠い国の『3連単』です。

新たに選出されたメンバーは、ベネズエラやエリトリアなどの現在のメンバーとともに「世界中のすべての人権の促進と保護」に責任を負います。

これはパロディではありません。

 

非政府組織のUNウオッチによれば、現在、人権理事会のメンバー国の51%が「自由民主主義の最低基準すら満たしていない」とされています

それは著名な新メンバーの加入によって60%に上昇するでしょう。

 

キューバは何十年もの間、国そのものが政治犯収容所でした。

野党党首アレクセイ・ナワルニー氏の最近の暗殺未遂事件にもかかわらず、ロシアは議席を獲得しました。

中国共産党が個人の自由と権利を尊重したなどと言う話は寡聞にして知りません。

 

一部の国では警戒感が高まっています。

北京は最近、香港から政治的自由を奪い、民主的な台湾への脅威を強め、その抑圧的な少数民族に対する弾圧キャンペーンを新疆ウイグル自治区からチベットに拡大しました。

 

ジョージ・W・ブッシュは、2006年に国連人権理事会が設立されたとき、理事会に議席を求めることを先見の明を持っていたかの如く拒否し、バラク・オバマは何年にもわたって熱心に関与したものの、これといった成果をほとんど示しませんでした。

トランプ政権は先週のような失態を避けるためにメンバー要件の見直しをしようと試みた事がありました。

ですが米国は、国連改革の推進に失敗した後、2018年に撤退しました。

 

当時、米国のニッキー・ヘイリー国連大使は、人権理事会の「イスラエルに対する不釣り合いな焦点と、果てしない敵意は、人権理事会が人権ではなく政治的偏見によって動機付けられていることの明確な証拠である」と述べました。

 

同組織は2006年から2019年の間に85回もイスラエルを非難しました。

国連ウォッチのデータが示しています。

これは、アルジェリア、ベラルーシ、中国、エリトリア、イラン、リビア、北朝鮮、パキスタン、カタール、ロシア、サウジアラビア、ソマリア、スーダン、シリア、トルコ、ベネズエラ、ジンバブエに対する非難決議の数を合わせたものよりも多くの非難です。

 

ジョー・バイデンは5月に「トランプの国際的な失敗により、キューバが国連人権理事会に参加する道が開かれた」とツイートしました。

バイデン氏の記憶は曇っている可能性があります。

なぜならキューバは、バイデン氏が副大統領を務めていた2009年、2013年、2016年にも選出されていたからです。

バイデン氏は昨年、国連人権理事会に再び参加する意向を示しています。

 

The Wall Street Journal

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