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新型コロナウィルスは7年も前に発見されていた

by 黒岩留衣
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皆さん、こんにちは。

4月ももうすぐ終わろうとしていますが、コロナウイルスの猛威はとどまるところを知りません。

せっかくのゴールデンウィークの連休もこれでは台無し、出かけることも満足にままならない状態が続いています。

最近では運動不足の解消と気晴らしに家庭菜園に励む日々です。

(結構、腰が痛いんですよ w)

 

さて、今回は「新型コロナウィルスは7年も前に発見されていた」というニュースをご紹介していきます。

 

 

アメリカのNGO、エコーヘルスアライアンスを主宰するピーター・ラザックはウイルスハンターである。

彼は過去10年間に20か国以上を訪れ、コウモリの住む洞窟で新しい病原菌を探すことで次の大流行を防ごうとしている。

より具体的に言えば、新しいコロナウイルスである。

 

彼のチームは、コウモリの数が多いことで知られる中国南西部、雲南省の石灰岩洞窟に焦点を当てている。

彼のチームがコウモリからサンプルを採取すると、それは慎重に保管され、世界中の協力関係にある研究所に送られ、解析される。

ゲノム解析の結果、既知のウイルスと20パーセント以上の差異が確認されれば、それは新型コロナウイルスと見做される。

彼のチームは既に500種類以上の新型コロナウイルスを同定しているという。

 

昨年の暮れにCoved-19が初めて登場した時に、研究者達はラザックの発見した新型コロナウイルスのデータベースと照合したところ、一件ヒットした。

「新しいコロナウイルスは、2013年に中国雲南省の洞窟で馬蹄コウモリから採取されたサンプルとほぼ一致しました」とラザックは言う。

 

「それは96.2%同一でした。」

残り3.8パーセントの差異は、コウモリと人間を仲介した中間宿主が存在していたことを強く示唆していると言う。

問題はコウモリの種としての数が余りにも多く、調査数が乏しいことだと言う。

 

コウモリの仲間は哺乳類全体の約4分の1にも届くほどに繁栄しており、これはネズミの仲間に次いで多い。

そのため、最大で1万5千種類もの未知のコロナウイルスが存在していても「驚く必要はない」という。

最悪の場合には、過去に欧州がネズミが仲介したと言われるペストの大流行によって多くの死者を出したように、未知のコロナウイルスが「黙示録的」なパンデミックを引き起こす可能性も否定できないと彼は警告している。

彼の研究は医学的には「お世辞にもセクシーとは言えない領域」であり、活動資金も、協力してくれる研究所も「慢性的に不足している」という。

ラザックは世間の関心と理解を求めている。

https://edition.cnn.com/2020/04/26/health/virus-hunters-bat-cave-coronavirus-hnk-intl/index.html

 

このニュースは日本でも一部紹介されていました。

コウモリ由来のコロナウイルス が人に感染し、蔓延した例はSARSに続いて2例目だと思うのですが、実はコロナウイルスはわかっているだけで500種類以上もあること、さらに、それでさえほんの一部に過ぎないことが紹介されています。

 

つまり、今回のようなパンデミックが今後も起こりうるという意味になります。

もしかしたら、もっと致死性の高い悪質なウイルスが拡散するかもしれません。

 

ちなみに、中国雲南省の洞窟付近に住む住民に抗体検査を施したところ、約2パーセントの人に、本来なら「あるはずのない」抗体が発見されたと言います。

これは「本人も気がつかないうちにコロナウイルス に感染し、回復していた」ことを意味します。

幸運にもそれが人体に致命的な影響を持たなかっただけなのです。

 

怖いと思いませんか?

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