オレゴン州ポートランド市長は日曜日、一人の死者を出した抗議行動での発砲事件に続いてホワイトハウスに対し「憎悪を生み出した」のはドナルド・トランプ大統領であると述べました。
記者会見でテッド・ウィーラー市長は「なぜこれほどまでにアメリカが暴力を目撃しなければならないのか、大統領が真剣に考えているのか非常に疑わしい」と述べました。
「大統領、憎しみと分裂を生み出したのはあなたです。警察官によって殺された黒人男性の名前を叫ぶ人々を排除するために、武装警官を投入すると言ったのはあなたです」
「そして、白人至上主義者は善良な人々であると主張したのはあなたです」
「あなたの恐怖のキャンペーンは、私たちの愛する美しい国で、憎悪と暴力を生み出すために、あなたがしたことと同じくらい反民主主義的です」
市長の強い口調のコメントは、トランプ大統領の支持者と、警察の残虐行為を非難した抗議者の間の暴力的な衝突により、ポートランドのダウンタウンで1人が射殺された事件の翌日に行われました。
また「復讐のためにポートランドへ行くつもりだ」とTwitterに書き込んだ人々に対し「お願いだから来ないで欲しい」と制止しました。
一方、トランプ大統領はポートランド市長に対し「頭のいかれた極左の馬鹿市長」と応戦し「馬鹿が市長のままではポートランドは二度と回復しないだろう」と非難するツイートを書き込みました。
ポートランドの抗議者は、90夜以上連続して警察の残虐行為と人種的不正に反対して集まりました。
抗議行動は、先週末のウィスコンシン州のジェイコブ・ブレイク氏に対する警察の発砲事件後に更に勢力を増しました。
BBC
2 comments
大統領のせい ー そういうのでしたら、それはオバマ前大統領のことでしょう。
アメリカは多人種国家なので、周囲への気遣いはたいへんなものです。
余りに気を使い過ぎて、はっきりものが言えないほどです。
そういう社会土壌がつくられた上に、初の黒人大統領が誕生しました。
ところが、彼はヘラヘラと笑うばかりで、口当たりのいいことだけ並べたて、
実際のところ、8年の間アメリカのために”何もしなかった”のです。
最初の公約であった核兵器の廃絶もしませんでした (N賞は返却すべきです)。
強いて挙げれば、中国と大層親密な関係を結んで、巧くやったことくらいです。
彼の弟が中国に住んでいます。
その間に、アメリカの製造業は衰退し、それを担ってきた中産層は貧困化し、
不法労働者が溢れて給料が減り、逆に生活費が上がり、大半の国民は失意の生活を送っていました。
だから、2016年にトランプ氏が「アメリカを再び偉大にする」と連呼したとき、
そのスローガンは、多くのアメリカ人たちの心を鷲づかみにしました。
この4年間で、アメリカの失業者が過去最低レベルに減少した事実をみれば、
少なくともトランプ大統領はアメリカを豊かにしてきたといえるでしょう。
もしもオバマ氏がアメリカを豊かにしていたら、いまの大統領はヒラリーさんだったはずです。
ポートランドの市長が、暴徒の蛮行を大統領のせいに帰するのは単に行政責任の放棄です。
ポートランドの抗議者たちに憎しみと分裂を招いた者がいるとすれば、それはオバマ前大統領でしょう。
彼らはまだ、自分が豊かになっていないと叫んでいるのです。
ご指摘をいただきまして、改めて当地ポートランドの情勢を検索して調べてみました。
伝統的にリベラル層の強いポートランドですが、両陣営の抗争が銃殺事件へと発展し、死者を出した保守グループが復讐を匂わせるなどの緊迫した状況に市民たちは辟易しており、有効な手立てを講じることのできない市長に対する批判の声が高まっているとのことでした。
同市長の過激とも思われるコメントはそうした状況下の苛立ちを反映したものであろうと推定されます。
なお、ホワイトハウスは声明で「大統領は近くケノーシャへ向かう」と発表しました。
ケノーシャは黒人男性が警官から銃撃を受けて重傷を負った現場の街であり、何らかのコメントが出されるものと思います。
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