テリー・ブランスタッド氏は、北京で3年以上を過ごした後、中国の米国大使として辞任する予定であることが確認されました。
ブランスタッド氏は11月の米大統領選挙の前に北京を離れると見られています。
この発表は、米国と中国の間でいくつかの面で緊張が高まっている中で行われました。
中国政府は金曜日に、アメリカ政府が9月3日に中国の外交団をターゲットにして同様の措置を講じた報復措置として、在中米国外交官とその人員に不特定の制限を課すと発表したことと関わりがあるとの憶測を呼んでいます。
月曜日の初め、米国務長官のマイク・ポンペイオは「ブランスタッド氏の米国大使としての長年の貢献に感謝します」とツイートしました。
ブランスタッド氏は、彼がアイオワ州知事を務めていたころ、当時は河北省の書記だった習近平国家主席と面識を持ちました。
河北省とアイオワ州が友好都市関係にあったことから、当地のコーンベルトの視察団を率いてアイオワを訪れた習氏は、ブランスタッド氏の礼節を保った歓迎に迎えられ、以来二人は個人的な友好関係にあったと伝えられています。
もともとブランスタッド氏の任命は中国政府によって歓迎され、中国外務省の報道官は彼を「中国人の古い友人」として紹介したこともありました。
ポンペイオ米国務長官は、ブランスタッド氏の辞任の理由や、大使の後任候補についての発表はしませんでした。
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