トランプ大統領は科学より魔法を信じているようです。
2020年は記録的に最も暑い年の1つになる予定ですが、大統領はカリフォルニア州マクレランパークの州および地方の役人に、次のように語っています
「それ(山火事)はすぐに消えるでしょう」
カリフォルニアの天然資源長官であるウェイド・クロウフット氏は「科学はあなたが同意することを望んでいます」と異議を唱えました。
「科学?科学が実際に何かを知っているとは思いません」とトランプは答えました。
聞き覚えがあると思いませんか?
これは彼が、新型コロナウイルスがすぐに「消えて無くなる」と繰り返し主張したのと同じ発言です。
「それは消えるでしょう。ある日、それは魔法のように消えます」と彼は2月に言いました。
その頃のアメリカにおけるコロナウイルスの感染例はまだ数十に達したばかりでした。
私たちが今知っているように、彼がその当時にボブ・ウッドワードに話した内容から、大統領は彼が国民に話すよりも、ウイルスがはるかに危険であることを承知していました。
トランプが脅威に対してもっと率直であったならば、彼は他の国々がそうであったように、社会的距離に対する大きな支持を生み出せたかもしれません。
あるいは広範囲のテスト計画を導入し、潜在的にcovid-19の影響を鈍らせることができたかも知れません。
そうする代わりに大統領は、安全対策に鼻をつまんできました。
今もそうです。
日曜日の夜、彼はネバダ州ヘンダーソンで屋内選挙集会を開催しました。
屋内集会を50人までに制限する州の命令を無視して、数千人の支持者が会場を埋め尽くしました。
「私たちはすでに峠を超えました。私たちは今、新しい局面に向かっているのです」
「パンデミック後の美しい未来に向かっています。我々はその新しいラウンド、最後の局面を作っています」とトランプは、ほとんどマスクをしていない群衆に向かって話しました。
どれもこれも現実に対応していません。
米国は「20万人のcovid-19による死」という厳しいマイルストーンに近づいています。
Washington post