世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大には、どこの国も苦慮しているのが実情でしょうが、こうした国々の中でも比較的上手に感染を封じ込めた国があります。
その一つが台湾であり、台湾はそれ故に国際社会から注目を浴びつつあります。
そんな台湾の発言力の強化を快く思わないのが中国です。
ですが、現時点の状況は中国にとってお世辞にも心地よいとは言えない状況になっているようです。
今回は国際社会に自国をアピールするための台湾の取り組みと中国の反応についてのレポートです。
私には台湾のWHO参画のどこらへんが「政治的陰謀」なのかさっぱり分かりません。
自分たちでコロナを政治問題化するなと言っておきながら、中国こそが最大限政治問題化してる様は笑うところでしょうか?
もしかして中国はコロナ禍に沈む世界に笑いを提供しているつもりなのでしょうか?
余談ですが、中国はアメリカのトランプ大統領やポンペイオ長官らが、新型コロナウイルスを「武漢ウイルス」と呼称することに激しく反発しています。
ところが、台湾は平然と「武漢ウイルス」と公式呼称しているのです。
これに対して中国は特に反応していません。
なぜでしょう?
答えは台湾がWHOから締め出されているからです。
最初からWHOに参加させてもらえていないのだから、WHOが定めた呼称ルールに従う理由はない、というわけです。
そして台湾を国際機関に参加させたくない中国は、それ故に沈黙を強いられているという皮肉な構図になっています。