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ワクチンを巡る幾つかの懸念

by 黒岩留衣
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米国食品医薬品局(FDA)は、フェーズ3試験が終了する前であっても、Covid-19ワクチンの緊急認可を検討する可能性があることを示唆しています。

当局の最高責任者であるスティーブン・ハーン博士は、承認を申請するのは『ワクチン開発者次第』であるとフィナンシャルタイムズに語りました。

「彼らがフェーズ3の終了前に申請するなら、我々はそれが適切だと思うかもしれません。あるいは、それが不適切だと思うかもしれません。我々はその時に判断します」とハーン博士はフィナンシャルタイムズに語りました。

 

現在、FDAからの承認は、ワクチンを市場に出すために必要不可欠なものです。

しかし、幾人かの著名な医師と専門家は、ワクチンが市場に出る前に、コロナウイルスワクチン試験のデータをレビューする独立委員会の設立を求めています。

 

医師たちは、パンデミック中のワクチンに対する政府への不信と政府機関への批判を引用しています。

彼らは米国の科学的および倫理的な厳格さを信頼してはいるものの、彼らの一部が製薬会社や政府機関で働いているため、FDA委員会の調査結果に多くの米国人は懐疑的であると言います。

故に、独立したレビューの層を追加することによって、ワクチン接種が安全で、且つ効果的であることを十分に立証することができ、アメリカ人に安心をもたらすことができるだろうと言います。

 

調査によると、アメリカ人の40%は、無料で簡単にアクセスできたとしても、そしてコロナウイルスワクチンが利用可能になった場合でも、ワクチンの接種を受けたくないとしています。

ワクチンのそのような低い摂取率は、ウイルスを制御下に置き、社会を正常に戻す能力を妨げる可能性があります。

人々が注射をする意欲は、人々がたった1回ではなく、2回の投与を必要とする可能性が高いという事実により、さらに傷つけられるかもしれません。

 

CNN

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