ワープスピード作戦
なんか好ましい響きがします。
男心をくすぐるというか、カッコいいというか。
スタートレックやら宇宙戦艦ヤマトやら、銀河英雄伝説やらに決まって登場するあの「ワープ」ですよ。
今回はトランプ政権が「ワープスピード作戦」なるものを準備しているという話題です。
ワープスピード作戦、簡単に説明すれば治験に必要なフェーズ2の結果を待つ前にワクチンの大量生産に踏み切ろうという作戦です。
随分思い切ったことをするなあ、という印象ですが、これもアリかなとも思います。
非常時ですしね、国民の理解は得られやすいと思います。
具体的には、ワクチン開発チームに公的資金を投入してワクチンの製造を支援しようということなのですが、だからといってフェーズ2で望ましい回答が得られるとは限りません。
その場合は、その時点までに製造していたワクチンは全量破棄されることになります。
この点はアメリカ政府も承知していることなので、公的資金を投入する開発チームは複数に上るそうです。
博士の言葉を借りれば「少なくとも1ダースほど」になるとか。
日本の報道で、来年1月までに完成すると想定されるワクチンの本数が「1億本」とも「数億本」とも報道された理由は、ワクチン開発に失敗する企業がどれだけ出るか、現時点では未知数だからです。
少なくとも「1億本」程度は可能で、運が良ければ「数億本」もあり得るという、ある意味、非常にアバウトな計画になっているわけです。