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トランプ氏、次の討論会に参加する意向を示す

by 黒岩留衣
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火曜日、彼の選挙対策スタッフは、トランプ大統領は来週マイアミで開催される予定のジョー・バイデン候補との討論会に出席する意向であると語りました。

 

トランプ氏が、彼が過去何ヶ月にもわたって並々ならぬ熱意と執念を持って、その深刻さを否定し続けてきたコロナウイルスへの取り組みについて、新たなる1ページをめくりたいという熱意を示したとき、ホワイトハウスは大統領補佐官らの間でますます多くのコロナウイルス感染者と隔離者を産み出しています。

 

 

国防総省の発表によれば、制服組最高位のマーク・ミリー統合参謀本部議長は今週、ペンタゴンで開催された沿岸警備隊最高司令官との会合に出席した後、同会合に出席した副司令官がコロナウイルス陽性と判定されたため、大事をとって自己検疫を行っているとのことです。

 

関係者によれば、核兵器の発射コードを含む「核のフットボール(注1)」を運ぶ責任者の一人である大統領の軍事補佐官もまた陽性を示したとの情報もあり、有事に備える軍の即応態勢にも影響を及ぼす可能性もあるとの指摘もでています。

 

月曜日の夜にコビッド-19の3日間の入院からホワイトハウスに戻った大統領は翌日の火曜日に、彼が最初に陽性を示した2週間後にあたる10月15日に予定されている来週の討論に参加するつもりであると述べました。

米国疾病予防管理センター(CDC)のガイドラインによると、Covid-19に感染した人は、症状が現れてから10日が経過した後、24時間発熱がなく、他の症状が改善している場合に限り、隔離を停止することできます。

ただしCDCは感染者が重症の場合、最大20日間伝染する可能性があるとも述べています。

 

トランプ陣営の報道官ティム・マートーは記者団から、大統領の討論会への参加は、それ以前に彼がネガティブなテスト結果を示すことを条件とするのかと尋ねられ「医師の判断に従う」と述べました。

他方、大統領討論会の運営委員会は、トランプ大統領が討論会に参加する条件として、事前にネガティブなテスト結果を示す必要があるかどうかについての質問には明言を避けています。

 

バイデン候補は火曜日に記者団に対し、討論会は「非常に慎重であるべきだ」と述べた一方で、専門家がトランプ大統領が参加しても安全だと言った場合は「専門家のアドバイスに従う」と述べました。

 

The Wall Street Journal


注1)大統領の軍事補佐官が常に携帯することを義務付けられているブリーフケースのこと。実際には核の発射ボタンは入っておらず、大統領本人の命令であることを確認する機材と、核攻撃命令のために署名するべき書類が入っている。デューク大のフィーバー教授は「万が一、ブリーフケースに核の発射ボタンが入っていて、うっかりそれに体重をかけようものなら大変なことになる」とCNNに語ったことがある。

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