木曜日、投資家たちが米国経済の再開中に新型コロナウイルス感染症の増加に着目したため、米国株式市場は開幕から下落しました。
アメリカ連邦準備制度理事会は、水曜日の金融政策の更新で、今後数年間超低金利を維持するよう努めると約束しました。
これは株式にとってプラスになるはずです。
しかし、同時にパウエル議長は、今後予想されるパンデミックの第二波について質問され、慎重な姿勢に終始したことが、今後の経済の展望の不確実性を喚起したようです。
木曜日の株式市場がどのように開かれたかを以下に示します。
ダウは3.4%下落しました。
S&P 500は2.7%低下しました。
ナスダックは2.2%の下落となりました。
これとは別に、アメリカのスティーブン・ムニューシン財務長官は「今後再び、経済活動が停止されることはない」とコメントしました。(参照:CNBC)
ムニューシン財務長官は「トランプ大統領の決定は勇気ある決断だった」としながら「我々はそこから多くのことを学んだ」と述べ「それ(経済活動の再停止)は現実的な選択肢とは言えない」と述べました。
彼は、来月にも予想されている「1兆ドル以上」の追加景気支援策は、主にコロナウイルス感染拡大に大きな影響を受けるであろうと予想される、ホテル、旅行、娯楽、レストラン業界に焦点を当て、「さらに対象を絞る」と繰り返し述べたそうです。
ところで11日(米国)のニューヨーク株式市場では、ダウ平均は急続落して取引が始まっていますね。
日本時間の深夜2時現在で、ダウ工業平均の下落幅が1,500ドルを突破しました。
商品市場も影響を受けており、ニューヨーク原油先物市場では、WTIで前日比8%安の1バレル36ドル近辺(日本時間深夜2時現在で35.95ドル)で取引されています。