Home 時事ニュース 大型ハリケーン「ローラ」、ルイジアナ州を薙ぎ払う。甚大な被害は確実

大型ハリケーン「ローラ」、ルイジアナ州を薙ぎ払う。甚大な被害は確実

by 黒岩留衣
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ハリケーン・ローラは、ルイジアナ州の海岸線を過去1世紀以上にわたって見られなかった勢いで打ち負かしています。

ハリケーン・ローラは、木曜日の初めにカテゴリ4の大型ハリケーンとしてルイジアナ州の海岸線を横切り、時速150マイル(約240キロ:風速67メートルに匹敵する:翻訳者注)の暴風をもたらしました。

太陽が昇ると壊滅的な被害を目撃することが確実に起こります。

 

ローラ(過去1世紀以上にわたってこの地域で最も強力なハリケーンであり、時速150マイルのカテゴリー4級の大型台風)は午前2時に上陸しました

午前5時までに、ハリケーンの風力は時速120マイル(約190キロ)のカテゴリー3に弱まりました。

 

レイクチャールズの消防署職員が住民の避難を助けている:ルイジアナ州

レイクチャールズでは、隙間から風が唸り、叫び声を上げ、建物が揺れました。

海岸沿いの水位は急速に上昇し、気象予報士は壊滅的な暴風と最大20フィート(およそ6メートル)の「生存不可能な」高潮に対して警告を発しました。

ルイジアナ州知事ジョン・ベル・エドワーズ氏はWWLラジオに「高潮はレイクチャールズの一部に住人たちが留まることを容認しないだろう」と語りました。

「私たちは直ちに非常に強力な捜索・救助活動を開始します」

 

ハリケーン・ローラは、今から160年以上前にルイジアナ州を襲撃した最大の大型ハリケーンとほぼ同級です。

CNNの気象学者であるブランドン・ミラーによれば、1856年に発生したハリケーンがルイジアナ州に上陸したとき、時速150マイルの暴風が吹いたと述べています。

 

その地域の人々はすでに被害を感じています。

マット・マギー氏は、桟橋の前にある金属製の建造物が引き裂かれるのを見たと語りました。

猛烈な風が屋根とドアを引きちぎり、電波塔を打ちのめしたと言います。

「そして今、私たちは高潮の襲来を待っているところです」と彼は言いました。

 

テーラー・ホワイト・ジュニア氏は、クロスワードパズルを作成した後、ウトウトと居眠りをしていましたが、午前1時15分頃、大きな音が聞こえたと言いました。

彼が2つのマットレスで作ったバリケードの下から這い出た時、屋根が暴風によって引き裂かれているのを目撃しました。

彼が損傷を確認しようとした時、彼のすぐ隣のガラス窓が壊れました。

 

地区広報担当のトム・ホーファー氏はCNNの取材に対し、レイクチャールズ市のあるカルカシュー郡には10万人の住民が洪水の危険にさらされていると語りました。

木曜日の焦点は人命を救うことと避難所に人々を輸送することだと彼は言いました。

しかし、同地区の保安官事務所は、当局が暴風により救助活動を躊躇しているため、人々の避難が鍵となると述べました。

 

保安官事務所は「この非常に危険な嵐にとどまり、直面することを選択した人は、連絡先、氏名、住所、社会保障番号、そして近親者を記入したメモを用意してください。そのメモをジップロックの袋に入れ、ポケットにしまってください」との声明を発表しました。

「それが必要にならないことを祈るばかりです」

 

キャメロン教区の保安官は地区の住人に避難するよう説得するため個別訪問した

ルイジアナ州キャメロン教区(教区とは地区のこと。教会を中心に地区が構成された伝統に由来する呼称:翻訳者注)は強制的に避難しているが、6,500人の住民のうち150人が立ち去ることを拒否していると教区の緊急対策本部の副本部長であるアシュレイ・ブラー氏は語りました。

保安官代理を兼ねるブラー氏は人々が避難することを奨励するために戸別訪問しました。

そして最後は、緊急対策本部のあるキャメロン教区事務所さえも閉鎖されました。

 

LNG(液化天然ガス)プロジェクトの建設作業員の宿舎として利用されているトラベルトレーラーが置き去りにされています。

当局は取り残された人々を懸念しているとブラー氏は述べました。

「私たちはこれまでにこのようなことを経験したことはありません」

 

ハリケーンは過去15年間でキャメロン教区を襲撃する3番目の大きな嵐であり、ハリケーン・リタとハリケーン・アイクが他の2つでした。

ブラー氏は、ハリケーン・アイクが過去最大の洪水を引き起こしたと語り、ハリケーン・ローラはもっと悪化するだろうと予想しています。

 

気象衛星からの画像

嵐は15年前のハリケーン・カトリーナとほぼ同じ週に上陸しました。

カトリーナはメキシコ湾を越えている間はカテゴリー5でしたが、上陸するまでにカテゴリー3に格下げされました。

 

約20フィートに達する高潮は、レイクチャールズ、ボーモント、ポートアーサー、およびその他の近くの場所で稀な「暴風警報」をも発令させました。

警告下の居住者は「今すぐ避難してください。竜巻が近づいているかのように差し迫った強風が接近しています。避難所の安全な場所に今すぐに移動してください」と警告されています。

 

ハリケーン・ローラが近づくにつれ、エドワーズ知事は、湾岸の大部分を結ぶ東西の州間高速道路「I-10」を閉鎖しました。

「I-10の東境界線はテキサス州とルイジアナ州の境で閉鎖され、西境界線はアチャファラヤ盆地(先住民族の言葉で『長い川』の意味を持つ。北米最大の湿地帯:翻訳者注)の西で閉鎖されました」と知事は水曜日の夜にツイートしました。

通行止めは州間高速道路のほぼ半分をカバーしています。

 

コロナウイルスのパンデミックは、避難を複雑にしています。

コロナウイルスの発生に関連する安全上の懸念のため、当局はホテルの部屋に避難者を送ったと、国土安全保障省の広報担当官であるマイク・スティール氏は述べました。

 

ハリケーン・ローラは今年、米国に上陸した台風としては7番目の名前付きハリケーンであり、8月末時点までに最も多く上陸した新しい記録となりました。

 

(参照:CNNおよびCNN news update

 


文中にありますように時速150マイル(時速240キロ)とはスカイダイビングの落下速度(時速180〜200キロ)を大きく上回っていることになり、ローラの暴風が如何に物凄いか理解できます。

ちなみに風速が時速150マイル(風速67m/s)以上でアメリカに上陸した台風は過去に9例しかありません。

また、ルイジアナ州は他の湾岸沿いの州と同じく、平野部が広がっており、海抜ゼロメートル以下の場所も多いことから、構造的に高潮に弱いと言う弱点を抱えています。

 

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