世の中には「開いた口が塞がらない」という言葉がありますが、現実にはそうそう、そうした状況に遭遇することはありません。
ですが、逆に言えばごく稀に、本当に「開いた口が塞がらない」としか言いようのない現実に遭遇する事もあるようです。
アメリカのトランプ大統領も然りながら、一部の右派の指導者達は「公衆衛生の危機と経済再建の必要性」は深刻な対立関係にあるという神話を信じているように思います。
しかし、私は必ずしもこの二つの価値観はトレード・オフの関係にあるのではなく、十分に調和しうるのだと思います。
パンデミックに早期に対応し、感染拡大を阻止してこそ、国際社会における自国の存在感を高め、経済の速やかな再建にも取り組むことが可能になるというロジックもあり得ると思うのです。
例えば、台湾であったり、ニュージーランドであったりが好例です。