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トランプ政権、ワクチン開発で有望な5社を選定

by 黒岩留衣
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昨晩は豪ドル関連が荒れまくっていて、証拠金の限界まであと数千円というところまでいきました。

最終的にプラスにはなりましたが、正直本当に運が良かっただけのような気がします。

通貨ペアの早急な見直しが必要なようです。

 


 

トランプ米政権は新型コロナウイルスに対するワクチン製造で最も有望な5社を選定し、発表しました。

米国ニューヨーク・タイムズ紙が6月3日、政権高官らの話として報じています。

ニューヨーク・タイムズ紙はこれら5社を「ファイナリスト(決勝進出者)」と表現しており、「ウイナー(勝者)」は数週間以内に決定される見込みであると伝えています。

トランプ政権によって有望な開発チームに選定された場合、副賞として政府から、追加資金の提供や臨床試験の支援、物流面での支援などを受けることができる(ワープ・スピード計画)見込みとなっています。

 

政府高官の話によれば、トランプ政権はコロナウイルスのワクチンを製造するための最も有望な候補として5つの会社を選択したという。

これは、ホワイトハウスが年内にも、アメリカ人に対する広範囲なワクチン接種を可能にするという公約を果たすための重要なステップとなる。

 

政府当局者によると、決定の発表は数週間以内にホワイトハウスで行われる予定である。

国立アレルギー感染症研究所の所長であるアンソニー・ファウチ博士は、「2021年の初めまでに1億回分」のワクチンを製造するとの見解を仄かしたことがあった。

 

ファイナルに進出する5社中のトップランナーは、マサチューセッツ州に拠点を置くバイオテクノロジー企業のモデルナであり、ファウチ博士は来月臨床試験の最終段階に入ることを期待していると語った。

オックスフォード大学とアストラゼネカのペアは同様のスケジュールで進捗中である。

ジョンソン&ジョンソン、メルク、ファイザーの3つの大手製薬会社は、それぞれがやや異なるアプローチを取っている。

 

トランプ大統領は、国がゆっくりと封鎖から脱し、歴史的国家激動の最中に大統領選挙に勝利するという大いなる課題に直面しているため、急速な進歩を見せようと熱心に取り組んできた。

多くの科学者はトランプ大統領の目標を、非現実的ではないにしても、来年初めまでに広範に入手できるようにすることは、いささか楽観的にすぎると考えているようである。

ワクチンの開発は非常に困難で、時間がかかることで知られており、過去の最速記録は4年であり、10年以上かかることも珍しいことではない。

 

参照:ニューヨークタイムズ

 

ファウチ博士の過去のコメントによれば、各製薬企業の進捗状況は良好であり、今のところ「全く傷ついていない」そうです。

ロイター通信によれば、米保健福祉省(HHS)の当局者は「市場の材料になる情報に関してはコメントできない」と述べたとのことです。

 

トランプ氏が11月の大統領選に向けてなんとしても大きな実績をあげたいという心情は理解できますが、本当に大丈夫なのでしょうか。

速度だけを気にしすぎて安全性の検証を疎かにしたら何が起こるか、薬害スモンや薬害エイズの一件に我々は学んでいます。

たしかに一秒でも早く特効薬が欲しいのは我々も同じ思いではありますが、そのために薬害を引き起こしては意味がありません。

安全性と有効性を両立した薬を開発するには、検証のために相応の時間が必要なのです。

 

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